点と線と面と空間

art. 点と線と面と空間を行ったり来たり。 Lyon=Paris=小布施=鎌倉

大人の修学旅行

大人の修学旅行
ナポリ→ミラノ→ブリュッセルの1週間。
仕事探ししながら、アート、建築、料理を巡る。

三都市共通してパリよりも、日本人だよね?と的確に当てられる旅行でした。
日本好きのフランス人にこのこと話したら、見た目ではなく態度でわかるらしい。
確かに、一言二言やりとりしたのちの即当。おったまげ。
無意識な典型的。国民性ってこういうことか。

最初に向かったのはナポリ、目的はサルトリア・チャルディ訪問。
会ったのは、エンツォさんとロベルトさん(兄弟!!)、
アポイントしてないのに快く出迎えてくれました。
身体の重厚感と優しさの眼差しがすごかったです。
ラックに掛かっていた制作中の服に目をやると、YAMAMOTOの文字。
とてもクラシック。日本人の顧客が多いみたい。
注文を受けて40日で仕上がるそう。価格はスーツ上下で生地次第だけど50万以下くらい。
イセタン、ミツコシ〜みたいなことを言っていてよく来日するみたい、今月も東京に来日予定とのこと。

TAKASHIっていうお客他にもいるぜっておじさんの写真見せられたけど、愛想笑いでスルー。
最後、少しイメージが違ったので【仕事探してます!!】は、ほんのり伝えてお店を後にしました。

ピッティウオモ(世界一規模の紳士服見本市)の来場者のうち、外国人来場者で一番多いのが日本らしく、
そのせいもあってか、イタリアの日本人顧客大好き具合がすごいです。

数あるイタリアブランドのWEBサイトの構成にも顕著にその特徴が出ていて、
アジア地域向けのページと日本向けのページが並列だったり、
あるブランドは言語の対応が、イタリア、英語、日本語の3ヶ国語だったりします。

他にも、日本の文化に影響を受けています、や、日本の文化をリスペクトしています、
というような記述や店内装飾にもダイレクトな日本人贔屓が見え隠れしています。

少し違うけど、何気なく入ったレストランにも日本の雑誌で紹介されたらしき切り抜きが貼ってあり、
ヴェネツィアでも思ったけど、日本の出版社が特集した店舗宛に刊行雑誌を律儀に発送してることを思うと、
それを喜ぶ店舗、またそれを見て入店してくれる日本人の多さに喜んでいるんだろうな、と。

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夜、ナポリといえばナポリピッツァでしょ!
ということで入ったお店でも、速攻日本人でしょ、って当てられて、
初めてピッツァ食べるなら….選ぶな!俺に任せとき!と、メニューを奪われるのでした。

その時たまたま席の隣にいた、レストラン経営者のグアテマラ人女性、離婚カウンセラーのオーストラリア人女性と仲良くなり、フランス語の勉強しかしてないのに、確かに英語の能力も上がっている!!!!と実感。
カプリ島、今回バカンス目的では無いからいかなかったけど、本当に良かったよ。と教えてくれました。

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初めてボルサリーノのパナマ帽を買いました。
スタイル的にクラシックな装いに合わせるアイテムなので街中で被ってる人はまぁおじいさんくらいしかなったけど、
サルトリア訪問するということでイタリアンクラシコ気触れ記念で被りました。
日傘無くても大丈夫なのが超良い。
あとこれは防水なのよん。と販売のおねいさんが気高く教えてくれました。海にも持って行けますね^^
イタリア服好きな私にとってイタリアのセールは鼻血が出る勢いでした。

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驚いたのは、民泊風なホテルのエレベーターが都度10セント必要。有料。
街に敷設されてる黒い石、火山が近いからか地場の石、おそらく玄武岩、が良い。
長野地場の石、鉄平石が好きなので、地場の石は何かと気になってしまう。

ミラノ、ブリュッセルのことは別の日に。

写真は、
3ショット。
ナポリの海と。
英語大活躍後。の写真。

A bientôt!

 

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チャルディ!!

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ナポリ

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お世話になったギャルソンと隣の席のツーリスト