点と線と面と空間

art. 点と線と面と空間を行ったり来たり。 Lyon=Paris=小布施=鎌倉

バセドウ病眼症 発症してた

2018,6月30日渡仏を予定していた私に、

渡仏を延期せざるおえない事態、

病気という壁が立ちはだかりました。

 

事の発端は、去年の11月。新店舗開発に躍起になって取り組んでいる時期でした。後に繋がる事ですが、ストレスが半端ない時期でした。

 

眼球が飛び出してきて、

12月頃から同僚に指摘されるくらいに、

充血をし、まぶたの腫れが出てきていました。

涙も不意に流れる始末。大粒です。街中で号泣です。

 

眼科に行ったところ、

眼科医

『結膜炎です。』

という納得のいかない診断を受けたものの、仕事が忙しくそのまま放置。

そうこうしていたら翌年3月に吐き気を伴う頭痛が生じたのをきっかけに内科へ受診。

 

内科医(東京)

『脳が怪しいかも』

言われ、脳神経科に紹介状書いてもらい、

CTとMRIを撮影するも異常なし。

頭痛自体はよくわからん、群発頭痛かもね経過をみましょう。という診断で終わり。

 

神経科

『ただ君、左の眼球突出してるね〜笑 内科でホルモン分泌の検査受けてみたら。』

なるほど。振り出しに戻る。2万くらいかかった撮影費用が悔やまれるが仕方なし。

飛び出てます。

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内科医(東京)※2回目

『血液検査しましょう。ただし結果は1週間後になります。』

なんとー、この時長野への引っ越しを3日後に控えていた私は紹介状を書いてもらい、

長野での検査持ち越しとなるのでした。

 

内科(長野田舎)

『(血液検査の結果)甲状腺機能亢進症の疑いがあります。総合病院にいる専門医の診断を受けてください。ちなみに、動脈硬化が進んでいることも今回の検査でわかりました。野菜も食べてね。』

なんと、本質に近づいてる感。

難しい説明を自分なりに噛み砕き、

脳が出すホルモン分泌してね〜信号。と、

喉の甲状腺が出すホルモン足りてますよ〜信号。が、

うまく連携できてないらしく、過剰にホルモンが出ている状態。

という解釈ができました。

甲状腺が腫れていないか、喉のエコー検査もした都合で、

動脈硬化が同年代より進んでいるという指摘ももらっちゃった!

 

内科,眼科(長野総合病院)

『(血液検査,MRIの結果)バセドウ病眼症です。ストレスが原因でしょうね。思い当たる節はありますか。

左目中症、右目軽症。初期段階のうちに入院しなければ、点滴で寛解できるところが、悪化すれば手術しか治療方法はなく、放っておくと最悪失明になります。渡仏自体は止められませんが、今後の生活仕事QOLに関わるので、早めの治療をお勧めします。人生は決断が大事ですよ。

原因がストレス!はいはいありますあります。

嫌だな〜精神以外に蝕まれる病気があるなんて知らなかったですよ〜。という気持ち。

渡仏を3日前に控え当ていた私にとって、なんとも重い診断内容でした。

聞いた時点では、もう行っちゃえー帰国してから治療じゃ!

と思ったのですが、

 

進行次第でフランスでの治療もありえるとのこと、

物が2重に見えてくること

手が震えてくること

と不自由になってくることをどんどん畳み掛けられ、

 

人生は決断が大事ですよ

 

という最後の一言で、治療しよう!という気持ちになりました。

 

現地留学先へ支払いが済んでいる、戻ってこない授業料、戻ってこない寮生活費、各種変更の煩雑さを差し引いても、1ヶ月渡仏を見送ることにしました。

 

かかる治療費も二の足をふむ要因でしたが、労災はおりないものの、傷病手当は請求できるかもしれないという見解から安心をし、入院に踏み切りました。

限度額適用認定証という制度もこの時初めて知り、勉強になりました。

 

入院とはいえ、

3週間のうち、3日入院で毎日点滴、4日自宅で安静を1クールとして、

これを3クール行うというもの、

http://www.japanthyroid.jp/doctor/img/basedou.pdf

気持ち的には軽いものです。

今回自分の場合は放射線治療なしの、

ステロイドパルス療法というものを受けます。

 

奥さんがバセドウ病だという先輩から教わったラジオ。

ちょうど特集してたから関ちゃんも聞いてみたら〜と教わりました。

ありがたい。

40:00過ぎから〜

荻上チキ・Session 22 2018.06.08 - YouTube

 

ゲストでお越しの、いさやまもとこさんが漫画を書いたとのお話があったので、

すかさずKindleで購入。※リンクはkoboです

眼球に注射とかエピソードが激しいのでビビりど増したけど、

少し励まされました。興味あればぜひ。

 

あたい、美人病になりました!

著 いさやまもとこ 

あたい、美人病になりました!【電子書籍】[ いさやまもとこ ]

 

 

29歳で初めて点滴をしました。

針刺されるとき、

看護師30代

『あなた皮膚厚いわね、腕パンパンよ。』

言われ。

腕の点滴針が刺さってるのが見える状態に、

このビジュアルみてたら貧血しちゃうので包帯で隠してほしい。伝えたら、

看護師30代

『ビジュアルなんて表現したのあなたが初めてよ。』

(入院患者周り60代前後しかいない)

点滴スタンドが放つ病人感すごいです。

 

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